海難1890、日本とトルコの100年越しの真の友情ストーリー

2015年11月13日

映画「海難1890」。2015年12月5日から公開になる映画です。
海難1980は、実話がもとになった作品。

この映画の元になっているお話は、私は以前、何かのドキュメンタリー番組で見て初めて知った歴史だったんですが、その内容が凄くてとても感動したのを覚えています。

海難1890、日本とトルコの100年越しの真の友情ストーリー
(C)2015 Ertugrul Film Partners

2015年に日本とトルコは友好125周年を迎えているのですが、この友好関係を結ぶキッカケとなったのが、海難1980で描かれている事故が発端となっています。

ちなみに、この映画は日本とトルコの合作となっています。

海難1980 あらすじ

オスマン帝国(現在のトルコ共和国)最初の親善訪日使節団として、約1年にも及ぶ航海を経て日本にやってきたエルトゥールル号は、日本から祖国へ帰る途中、台風で荒れた海に飲み込まれて遭難してしまう。

600人近くもの犠牲者を出す海難事故でバラバラになった船と海に放り出されてしまった乗組員たちは、和歌山県串本町の海岸に流されます。

それを見つけた日本人が、台風の中 必死になって彼らを救い出し、自らの生活や食べる事さえも苦しい村の人達が、彼らを懸命に治療し、温かい毛布や食事を与えようと奮闘します。

海難1980 あらすじ
(C)2015 Ertugrul Film Partners

そして元気になって生還した69名を、トルコまで日本の海軍が送り届けたという歴史がありました。

そして、あれから100年近くたった頃、トルコに住んでいた日本人がイラン・イラク戦争に巻き込まれてしまいます。その時に起こった100年越しの日本とトルコの友情の実話を描いた、ヒューマンドラマ。

以下は、予告ムービー。


キャストは、内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、アリジャン・ユジェソイ、小澤征悦、宅間孝行、大東駿介ほか。

海難1980の感想

映画「海難1980」では、和歌山県沖でエルトゥールル号が遭難した時の出来事をメインに描かれています。

明日の食事もままならないような生活をしている村人たちが、自分たちのすべてをかけて遭難したトルコ人を助ける姿はもちろんですが、

自分たちの仕事の手を止めてまで、彼らの遺品まで綺麗に磨いてあげる...という優しさや心配りには、日本人の思いやりの細やかさに改めて感動しました。

貧しくなると、周りが見えなくなったり、自分の事が最優先になりがちだし、それが極限状態なら仕方がないというかそれが普通だと思うのですが

あれほどまでに、人が人のことを思いやれる心を持てるというのは、他のものには変えられない美しさがありました。

そして、その歴史を知る人も少なくなり記憶も薄れかけた100年後、トルコが戦争でパニック状態になっている最中に、日本人に対して恩返ししてくれます。

海難1980 感想・レビュー
(C)2015 Ertugrul Film Partners

もしこれがフィクションドラマなら「ないないない!!この状況下で実際にはありえない!」っていうような展開なんですが、これが実話だというのは本当にすごい事。

映画は全体のほとんどが、遭難からその救助までをメインに描かれているのですが、私個人的にはそこが少し残念だったところ。

100年後にトルコで起こった出来事が、バババッと簡潔にまとめられすぎていて、そこのストーリーこそもっと丁寧に描いて欲しかった。その部分にもう少し時間を割いて描かれていればなぁ。

日本人がトルコ人を救った出来事と、トルコ人が日本人のために動いてくれた出来事は、内容こそまったく違うものですが

戦争の真っただ中という状況下で、トルコ人があれだけのことを日本人のためにしてくれた...というのは、「恩返ししてくれた」なんていう言葉では片づけられないトルコ人の真の優しさが詰まっていると思います。

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