リップヴァンウィンクルの花嫁、黒木華・綾野剛・Coccoで独特の世界観

2016年3月 1日

映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」。岩井俊二監督の小説「リップヴァンウィンクルの花嫁」を原作に実写映画化され、2016年3月26日から公開となる映画です。

リップヴァンウィンクルの花嫁、黒木華・綾野剛・Coccoで独特の世界観

主演に黒木華、そして、彼女をとりまくキーマンに綾野剛とCoccoが出演しています。

小説を読んだ感想の声には高評価なものが多く、映像化を楽しみにしているファンも多いようですね。

私は小説を読まずにそのまま映画を観たのですが、なんというか、すごい独特な世界観があって、私にはちょっとハードル高かったかなぁという印象。なんか、スッキリしないんですよ。

リップヴァンウィンクルの花嫁 あらすじ

声が小さすぎると教師の仕事もクビになり、出会い系サイトで手に入れた結婚相手との関係も微妙な上、浮気の濡れ衣をきせられ離婚。まじめだが、何に対しても消極的な皆川七海(黒木華)。

仕事も恋愛も何もかもうまく行かず、信じて頼っている人の嘘にも気づかず、流されるように奇妙な世界に足を踏み入れていく。

夫と姑から家を追い出され、行き場をなくした七海は、ネットで知り合った安室(綾野剛)に紹介され、月に100万稼げるというお屋敷でのメイドの仕事を引き受ける。同じくメイドとして働くもう1人の女性・里中真白(Cocco)と出会い...。


感想

まじめで消極的で、いつも前を向いているようで逃げ腰な七海。次々と彼女に降りかかるつらい現実に「なんで私が...」と壊れそうになるんですが、自分とは正反対の破天荒で愛情深い里中真白と出会うことで、生き方が変わってゆく。

「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」

感受性が豊かで、感情表現がストレートな真白がポツリとこう言う。不幸のど真ん中にいたつもりの七海は、普段の生活のなかにあふれている人の優しさや、愛・幸せなどに気づき、愛に包まれているような気持ちへと変わっていく。

1人の女性が、どんどん強くなって自分らしく生きていこうとする姿が描かれています。

のですが。

どういう事が描きたいのかはなんとなく分かっても、その表現方法が個人的には回りくどく(分かりにくく)て、好きじゃない。

伝えたいとするメッセージが、何枚もの薄いカーテンのようなもので目隠しされていて、それを開くことが出来る人には届けばいいな...というような、ちょっと繊細というか見えづらいというか。直球ではないんですよね。

とても独特の世界観で描かれているので、ハマる方にはハマるのだと思いますが、私は苦手でした。主人公の女性の心情にもいまいち寄り添えなくて、製作者側が描こうとしたものも、私はうまく噛み砕けなかった...という感じでしょうか。

でも、ラストのりりィさん(真白の母役)が登場するシーンは良かった。母親の気持ちをあんな風に表現するなんて、方法がぶっとんでいたけど、あんな短いシーンであれだけのインハクトと「娘を理解しようとした母の想い」が伝えられるのは、ちょっと凄いなぁと。あれも、真白の母ちゃんだから、納得できるシーンでしょうか。

あ、余談なんですが、主演の黒木華ちゃん。くろきはる って読むって、この作品をキッカケに初めて知りました。黒木華(はな)だとばかり...。

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