リリーのすべて、世界で初めて女性になった男とその妻の実話

2016年1月31日

映画「リリーのすべて」は、2016年3月18日より全国公開となる映画。この物語は、身も心も女性に変身した世界で初めての男性の実話で、伝記ドラマ。

リリーのすべて、世界で初めて女性になった男とその妻の実話

最近では、世界中のニューハーフの美人コンテストが開催されるほど、性同一性障害への理解や、また体自体にメスを入れて性転換することも珍しくありませんが、

「リリーのすべて」の主人公・リリーは、世界で一番最初に行動を起こし、性別適合手術を受けた男性のお話。しかも、心から愛する妻もいた既婚者の男性だったんですね。

そんな彼が、自分の性に対してかすかに疑問を持っていたものの、さほどストレスもなく普通に暮らしていたんですが、ある事をキッカケに、その想いが止められなくなってしまいます。

世界で初めて性転換をした男を、全身全霊で支えた「妻の物語」でもある

妻が夫をキッカケに、男から女性「リリー」に変身してしまう主人公を、エディ・レッドメインが演じているのですが、彼の演技が本当に素晴らしい。

徐々に変化していく気持ちや葛藤・表情などが、スーッと心に届いてきます。また、彼が本気で愛した女性で一番の理解者となってくれるのが、妻。

最初は、夫の変化に戸惑い、彼の変化を止めようと一生懸命に働きかけますが、次第に、自分の願いよりも「彼のために一番いい結論は何か」だけを見つめ、苦しみながらも応援していきます。

その妻が、本当に美しくて可愛い人なんです...。そんな夫にはもったいないような美女で(演じた女優さんの話ですけど...)。

私は女性なので、つい妻目線で 妻に感情移入して観ていたのですが、彼女が本当に可哀そうで辛かった。そんな美しき妻・ゲルダを演じるのは、アリシア・ビカンダー。

そんな妻とは対照的に、自分の真の姿を手に入れたいと「女」への想いが目覚めた夫は、解き放たれたように自分の想いにまっすぐに行動し始めます。

それゆえに、もう妻の気持ちなんて「2の次」になってしまっていく。ちょっとワガママすぎるだろう...!!と感じる部分も出てきたりして...。

奔放すぎる夫の行動や言動に、妻は振り回されまくるのだけど、タイトルにあるように、妻は最終的に心からリリーのすべてを受け入れてあげるんです。

このお話は、リリーのお話でもあるけれど、それ以上に、妻の愛の深さと器の大きさに包まれる作品だと思います。

夫にとっても初めての挑戦かもしれないけれど、妻もまた、世界で初めてそんな夫を持った唯一の女性。夫が性転換手術をしてしまったら、もう夫婦ではいられなくなるかもしれない。だけどそれでも覚悟を決めて、最後の最後まで彼に尽くした妻の姿に感動しました。

もしも自分の身内や、もしも夫がそうなってしまったら、私も出来る限り理解してあげたいとは思うけれど、でも彼女ほど強く・深く受け止めきることが出来るだろうか...って思います。


とても見ごたえのある映画で、最後までのめり込んで見られる映画。オススメです。

Prev > ザ・ウォーク、クレイジーすぎ!綱渡りに人生をかけた男の実話

Next > 映画 キャロル、女性を引き込む力のあるケイト&ルーニーの美しさ

関連記事

ページの先頭へ戻る